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ロームのデバイスを触ってみよう!「ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2018」ハンズオンイベントレポート
2018.07.20
今年からはプロトタイプ作品を募集するコンテストへと大きく舵をきりました。
(詳細は公式ページをご確認ください)。
その最初のイベントとして、7/14(土)にローム新横浜駅前ビル、15(日)にローム京都駅前ビルにて、ハンズオンイベント(体験イベント)を開催。
今回のハンズオンイベントは「ROHC2018」の対象となっている4種のデバイス(①Lazuriteシリーズ|②Sensor Shield|③Sensor Medal|④EnOcean)を参加者の皆さまに体験していただき、理解を深めるというものです。
イベントは、参加者の自己紹介→ロームエンジニアからのデバイス説明→フリータイム(体験タイム)→成果発表と進んでいきます。
フリータイムでは、ロームエンジニアに直接質問しマンツーマンで教えてもらう場面や、参加者同士で相談しながら進め相互理解を深めている場面も。
デバイスに触れることにより、理解も深めていただけたようでした。
▲新横浜会場の様子
▲京都会場の様子
◾️インプット(デバイス説明)
ロームのエンジニアからROHC2018の対象デバイス4種類の説明をしました。
①Lazuriteシリーズ
Lazuriteシリーズの特長は以下の4つです。
- 1. 低消費電力 ┗動作中比較でArduinoから75%の消費電力を削減し、電池が長持ち
- 2. 無線免許が必要ない920MHz帯の特定小電力無線に対応 ┗通信距離は数100メートル
- 3. Raspberry Piをゲートウェイにして簡単にクラウド連携 ┗Raspberry Piからクラウドと連携することで簡単に様々なIoTに手助け可能
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4. オープンソース
今回のハンズオンでは、920MHz帯無線通信に対応した「Lazurite Sub-GHz」、またRaspberry Piを920MHz帯無線通信に対応させる「Lazurite Pi Gateway」そしてLazurite Sub-GHzを小型化した「Lazurite 920J」を体験していただきました。
②Sensor Shield
続いてセンサ評価キットについてです。ArduinoやLazuriteに挿せる形になっているセンサシールドに、様々なセンサ評価基板がアタッチできます。
加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ、脈波センサなど8種類のセンサを使うことができます。③Sensor Medal
500円玉より少し大きいサイズのこのセンサメダルでは、加速度、地磁気、ジャイロの情報をBLE経由で取ることができます。iOSアプリ、Androidアプリを公開しており、各アプリから簡単にデータの取得が可能。取ったデータをcsvファイルに保存することができます。
④EnOcean
電池レスの無線通信機能を搭載したセンサモジュールです。スイッチを押す力や
太陽光などを電力に変え、その発電した電力でセンシングと通信を行い、
バッテリーレスのセンサソリューションを作り上げています。
◾成果発表
イベントの最後は、成果発表です。 【ROHMハンズオン@新横浜】#ma_2018
#ROHC2018 #節子ビル
新横浜会場では、近接センサを利用し、手の高さを音の高さに変える作品が発表されました。
なんとこれを作ったのは新横浜会場で最年少参加者(高校二年生)とそのお父さんの親子。お子さんはプログラミングをしたことがなく、お父さんと協力し、動かすことが出来たとのこと。センサシールドには使いたいセンサに対応したサンプルプログラムがあり、それを元に簡単に作れたとコメントをいただきました。
成果発表中!
pic.twitter.com/xAwVOjLYmA
京都会場では、「Windowsでは環境が整っているEnOceanの受信機をMacで使えるようにしました。」「Sensor
MedalをPCから接続しようと試み、notify取得までできました!」などの発表がありました。
イベントの様子は各会場、togetterでまとめられていますので、こちらをご覧ください。
◾まとめ
作業時間は2時間少々と少し短いもので物足りないと感じられる方もいらっしゃった ようですが、参加者の皆さまには各々気になるデバイスを体験していただけたと思います。
4つの対象デバイスは「デバイス提供申請」から、応募が可能です。是非、興味をもったデバイスを手に入れてください。
ROHC2018の応募締切は8月20日(月)です。夏休みをフル活用してアイデアを磨くことも可能です!
みなさんも、“大人の夏休みの宿題”として、本気のものづくりにチャレンジしてみませんか?
今週末(2018/7/21-22)には、東京・秋葉原のDMM.make AKIBAにて、実際にプロトタイピングをするハッカソンも開催します。
ハッカソンには審査員でもある、エンジニア・タレントの池澤あやかさんに参加いただきます。
■ユーザーグループのご案内
ROHC2018の参加者同士の交流スペースをSlackにて開設しております。
参加者同士の気軽な交流、情報交換、デバイスに関する質問の共有などにぜひご利用ください。
※Slackの運用・管理は一般社団法人MAにておこないます。