EVENTS

アイデア多彩な「ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2019」最終審査イベントレポート

2019.10.02

昨年からプロトタイプ作品を募集するコンテストへと大きく舵をきった「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」。今年も魅力あふれる数多くの作品が応募されました。9月21日(土)には秋葉原で最終審査会を実施。一次審査を経てファイナリストに選ばれた15組が参加し、プレゼンテーション審査に挑まれました。
プレゼンテーション発表後には、みんなで作品を体験し合う「Touch&Try」の時間をもうけ、お互いの作品に触れ、参加者同士の交流が活発に行われていました。
参加者は、北は北海道から南は九州まで、全国から集まってくださり、高専生、大学生、社会人と幅広い層の方々から生まれた作品はバラエティ豊かなものでした。

このレポートでは、大いに盛り上がった最終審査会を紹介します。
※優秀賞受賞作品の詳細は、 既報のレポートをご参照ください。

緊張感あふれるプレゼンテーション審査

4分間の限られた時間でのプレゼンテーションと、審査員からの質疑応答という構成。また、「Touch&Try」も審査員へのアピールタイムとなりました。
審査基準は、①独創性、②発展性、③完成度の3点です。

審査は、以下4名の外部審査員とローム社員で行いました。
・株式会社ABBALab 代表取締役、さくらインターネット株式会社フェローの小笠原 治さん
・tsug.LLC、Coiney,inc(hey,inc) デザイナー・エンジニアストラテジストの久下 玄さん
・慶應義塾大学 環境情報学部 教授、Nota Inc. CTO 増井 俊之さん
・エンジニア・タレントの池澤あやかさん(オンライン審査+ビデオメッセージ)


当日の発表順に、全作品を紹介したいと思います。

1. 作品名:加加速度による路面評価プログラムの開発/チーム名:ガチ本 >紹介動画
電動車いすを使い路面状況を可視化するシステム。電動車いすのホイールに、アクセシビリティマップを作成するためのPC、自己位置推定用のRealSenseT265、加加速度を計測するためのSPRESENSE™を搭載。SPRESENSE™に取り付けたロームセンサAdd-onボードから加速度を取得し、加加速度を計算。T265による自己位置に合わせてアクセシビリティマップを作成しています。Google Mapに合わせて表示することで路面状況を可視化できます。
<使用デバイス:SPRESENSE™、ロームセンサAdd-onボード>

☆最優秀賞☆
2. 作品名:musime/チーム名:XMAKERS
虫の視点に立つことで子供に自然を感じてもらうEdTechなおもちゃ。(詳細は既報のレポートへ)
<使用デバイス:Lazurite Sub-GHz、Lazurite 920J、モータドライバ>

☆優秀賞☆
3. 作品名:Magical Hat & Balloon(チーム:Skilled Workers)
スマート帽子とバルーン型ドローンによる新感覚ゲーム。(詳細は既報のレポートへ)
<使用デバイス:Sensor Medal、Sensor Shield、SPRESENSE™、ロームセンサAdd-onボード>

4. 作品名:フラット点字ブロックシステム/チーム名:Assistech Design Lab
凸凹のない点字ブロックシステムを提案。近年、靴底の材質の変化により、点字ブロックの突起感知が難しくなってきているという課題があります。この作品は、点字ブロックの四隅に磁気方向が交互になるよう磁石を埋め込み、靴にSPRESENSE™とロームAdd-onボード(地磁気センサ)、振動モータを搭載。フラットな点字ブロックが実現できます。
<使用デバイス:SPRESENSE™、ロームセンサAdd-onボード>

5. 作品名:RBC-01 -car battery check system-/チーム名:rino products
屋内で車の電圧を確認し、バッテリー上がりを防止するシステム。車に搭載するバッテリーチェックデバイス(1)と、リビングなどに置く電圧表示デバイス(2)の2つで構成。両デバイスにLazurite920Jを搭載し、情報のやり取りを行います。1のデバイスには、防水対策や、どのような車でも稼働できるようバッテリーの+と−に直接接続して電源を供給し、DC/DCコンバータでLazuriteが動く電圧に変圧する機能を備えています。また、電圧情報はBOCCOが喋るなど伝え方も工夫を凝らしています。
<使用デバイス:Lazurite 920J>

☆媒体賞☆
6. 作品名:焼きマシュマロ機/チーム名:焼きマシュマロ>紹介動画
マシュマロを簡単に上手に焼くための装置。
最終審査会当日、急遽WEBメディアから媒体賞の授与があり、見事賞を受賞した作品です。(詳細は既報のレポートへ)
<使用デバイス:Sensor Shield>

7. 作品名:パーソナルヘルスケアロボット Tatalan/チーム名:多々羅製作所
一緒に暮らすと自然と生活習慣が良くなる高齢者向けロボット。ロボットは、加速度センサ、照度センサ、静電センサ、GPSモジュールなど様々な値を取得し、行動します。 例えば、ある一定時間以上動きを検知しないとかまってほしがったり、「高い高い」をすると喜んだり。高齢者が動くための動機をつくってくれます。
<使用デバイス:Sensor Shield>

8. 作品名:デジたま/チーム名:たまご育て隊
卵の温め方により、様々なキャラクターが誕生するデジタル卵。卵の中に搭載した6種類のセンサ値が温め方に応じて、生まれるキャラクターを選択・決定し、表示機にキャラクターを映し出します。また表示器に映し出されたキャラクターをVR空間で見ることができます。
<使用デバイス:Sensor Shield>

☆優秀賞☆
9. 作品名:おもちゃのキモチ/チーム名:おもちゃのキモチ >紹介動画
お気に入りのおもちゃの使用情報を可視化するシステム。(詳細は既報のレポートへ)
<使用デバイス:Sensor Medal、Sensor Shield、SPRESENSE™>

10. 作品名:えんおーしゃんピアノ/チーム名:クラッピーサウンド >紹介動画
電池不要の無線モジュールを組み込んだピアノ。鍵盤にEnOceanスイッチモジュールを搭載することで、電池がなくてもドレミファソラシドの信号が送れるよう構成しています。鍵盤をたたくことで送られる信号は、PCで受けたあとUnityで作ったプログラムで音を鳴らします。
<使用デバイス:EnOcean >

11. 作品名:YOMULOG/チーム名:pin tokyo >紹介動画
自動で読書時間を記録・解析する”しおり”デバイス。EnOceanを搭載することで、本の開閉を検知。この開閉記録が読書時間としてアプリ上で管理・解析され、毎日の目標達成率を確認したり、複数の”しおり”デバイスの記録を比較することもできます。
<使用デバイス:EnOcean>

12. 作品名:MOTO Sensing/チーム名:カブの気持ち
カブ(バイク)の状態をモニターし、状況を伝えるシステム。搭載した加速度センサで急ブレーキ、急加速、転倒を検知。バイクのパワー状態(余裕、限界など)や後続車に対するメッセージを、表示器に可愛らしく意思表示します。また、これらのデータはLazurite Pi Gateway経由でRaspberry Piに送られ、Raspberry Pi経由で運転者にメールが送信されます。スマートスピーカーもしくはメールで、自身のドライブレポートを確認することができます。
<使用デバイス:Sensor Shield、Lazurite>

13. 作品名:アロマだこ/チーム名:Team アロマだこ >紹介動画
使用者のストレス状態に応じて踊りながらアロマを噴霧してくれるタコ型ロボット。M5スタックに接続されたSensor Shieldの脈波センサで心拍を一定時間測定し、独自のアルゴリズムでストレス値を算出。その値に応じてSPRESENSE™がアロマだこの足のサーボモータ、アロマディフューザー、送風ファンを制御し、噴霧させます。
<使用デバイス:Sensor Shield、SPRESENSE™>

☆最優秀賞☆
14. 作品名:未来ゴミ箱/チーム名:未来ゴミ箱
「お金を払ってでも捨てたい人」のところへ自ら出稼ぎにいく、未来のゴミ箱。(詳細は既報のレポートへ)
<使用デバイス:Sensor Shield>

☆優秀賞☆
15. 作品名:IoTはんこ/チーム名:若狭企画
はんこをIoT化し、押印エビデンスを残せるシステム。(詳細は既報のレポートへ)
<使用デバイス:Sensor Shield、Lazurite 920J、Lazurite mini>

 

質問と笑顔が飛び交うTouch&Try(作品体験会)!

発表が終わった後は、参加者・審査員の皆さんが作品を実際に体験し合いました。発表を見るだけでなく、体験できるのは楽しいですね!参加者同士、とても話が弾んでいました。


 

白熱の審査の結果、5作品が受賞

すべてのプログラムが終わったら懇親会。
素敵な料理を囲み、お互いの健闘を労いながら結果を待つ一方、審査員一同が別部屋に集まり、審査選考を行いました。


そしてついに審査結果の発表。以下5作品が優秀賞に輝きました。
見事、賞を獲得した5作品の詳細に関しては、既報のレポートを参照ください。

<最優秀賞>
・未来ゴミ箱(チーム:未来ゴミ箱)
・musime(チーム:XMAKERS)
<優秀賞>
・IoTはんこ(チーム:若狭企画)
・おもちゃのキモチ (チーム:おもちゃのキモチ)
・Magical Hat & Balloon(チーム:Skilled Workers)



当日のツイッターのつぶやきのまとめをみていただくと、イベント全体の様子を感じていただけます。
・ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2019最終審査会(つぶやきまとめ)
受賞作品の詳細についてはコチラ↓
・【速報】ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2019 最終審査会開催!

今回の受賞作品は、10/15(火)〜10/18(金)に幕張メッセで開催されるCEATEC 2019のロームブースで展示されます。審査員をつとめていただいた池澤さんの作品も展示いたします。CEATEC 2019まで残すところ半月。皆さまのご来場をお待ちしております。

ENJOY PROTOTYPING!!
本コンテストについての詳しい情報や最新ニュースは、公式サイトをご覧ください。
ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2019