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【速報】ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2018 最優秀賞決定!

2018.09.12

6月28日(木)に作品応募をスタートした「ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2018」もいよいよ大詰め。
9月8日(土)に最終審査会をおこない、一次審査を通過した16チームが参加しました。
どの作品もレベルが高く、審査員からはすべての作品に賞をあげたいという声があがったほど。
そのため、3作品の予定だった優秀賞は、急きょ1枠を増やし、4作品としました。

 <最優秀賞>
 ・筋斗雲型モビリティ「きんとん」(チーム:Skilled Workers)
 ・winOpen(チーム:めごまこ)
 <優秀賞>
 ・重度肢体不自由者のための高感度磁気スイッチ(チーム:Assistech Design Lab)
 ・Crappy Sound (チーム:Crappy Sound)
 ・Cool Guardian(チーム:E=PCM2|イーイコールピーシーエムスクエア)
 ・絵の具カラーピッカー「絵のピック」(チーム:Research-King)

見事に賞を勝ち取った6つの作品を速報としてご紹介します。
これらの受賞作品は、10/16(火)〜10/19(金)幕張メッセにて開催されるCEATEC JAPAN 2018ロームブースで展示されます。

 

■入賞作品紹介
まずは、最優秀賞2作品の紹介です。

【最優秀賞】筋斗雲型モビリティ「きんとん」(チーム:Skilled Workers)
こちらの作品は、MashupAwards2018の2ndSTAGE進出の権利も獲得です。

審査員の池澤さん、Skilled Workersのみなさま、ローム事務局

▼作品紹介:紹介動画
如意棒や、頭部に身につける緊箍児きんこじデバイスなどで無線操作できる、室内パーソナルモビリティ
<使用デバイス:Sensor Shield、Sensor Medal、Lazurite920J>
  

Lazurite920Jを搭載した瓢箪デひょうたんバイスと、センサメダルを搭載した緊箍児きんこじデバイス・如意棒デバイスで筋斗雲型モビリティを操作。Sub-GHz、Bluetoothでどのような状況でも安心した通信を実現しています。
緊箍児きんこじデバイスは加速度センサによる自己姿勢角推定で、頭部を傾けた方向へハンズフリーで操作可能となります。

《審査会の講評》
ロームのデバイスを余すことなく盛り込みながらも、それぞれの機能の整合性が取れており、全体の完成度が高い点が評価され最優秀賞の受賞となりました。
また、デバイスの埋め込み方へのこだわりや、安全機能(緊急停止)を搭載するなど、作品の掘り下げ方も審査会では話題になりました。



【最優秀賞】winOpen(チーム:めごまこ)
こちらの作品は、GUGEN2018の展示会・授賞式への出展権利も獲得です。

審査員の小林さん、めごまこさん、ローム事務局

▼作品紹介:紹介動画発表スライド
屋内外の気圧差、波形相関を利用し、窓開けを検出する防犯装置
<使用デバイス:Sensor Medal>

最近の家庭は気密性が高くなっており、屋内と屋外は常時気圧差が生じています。その状態で家庭内のどこかの窓やドアが開くと、気密が崩れ気圧差がなくなります。気圧変動が屋内、屋外とも同じような波形になるため、相関が高くなり、窓が空いたと認識します。Sensor Medalを屋内屋外に置く事でこの相関を取得。防犯センサとしての役割を担っています。

《審査会の講評》
既存の機器と比較し、コンパクトでシンプルに実現できるそのアイデアに審査員も脱帽されていました。実際に実証したデータには説得力があり、満場一致の最優秀賞でした。
「製品化されることを期待します」というコメントも飛び出しました。



続いては、優秀賞4作品の紹介です。

【優秀賞】重度肢体不自由者のための高感度磁気スイッチ(チーム:Assistech Design Lab)

審査員の高荻さん、Assistech Design Labさん、ローム事務局

▼作品紹介:紹介動画
ALS等の重度肢体不自由者のための高感度スイッチを試作し、マウス操作をしてみた作品
<使用デバイス:Sensor Shield>

Sensor Shieldの地磁気センサを指輪型のデバイスにいれて使用します。重度肢体不自由者の方が、ちょっとした指の動きでもPCを操作できるようにマウス操作を可能としています。

《審査会の講評》
審査会では、「地磁気センサにそういう使い方があるんだ」「独創性があり、新しいUIのあり方だと思う」という意見が出ました。



【優秀賞】CrappySound (チーム:Crappy Sound)

審査員の高荻さん、Crappy Soundのみなさま、ローム事務局

▼作品紹介:紹介動画
Lazurite と玩具のCrappy(クラッピー)を用いた演奏支援&自動演奏するプロトタイプ
<使用デバイス:Lazurite Sub-GHz>
 
楽曲の演奏に合わせ、コントローラー用のクラッピーを、背中のLEDが点灯するタイミングに合わせてクラップ(叩く)すると、そのタイミングの正確さを評価しディスプレイのCG演出(Unityで構築)が盛り上げてくれます。音楽に合わせて手動でクラップするだけではなく、自動演奏(クラップ)端末も作成し、盛り上げの工夫も見られました。
Lazurite Sub-GHzを使用することで、広い会場や部屋をまたいだ環境でも使用が期待できるとのこと。

《審査会の講評》
単純に楽しいだけではなく、デバイスの特性を十分に活かした構成で、ライブ会場や多人数でも十分に演奏できる点が評価されました。また、ロームのハッカソンから生まれた作品であり、それがブラッシュアップされている点なども話題にあがりました。



【優秀賞】Cool Guardian(チーム:E=PCM2|
イーイコールピーシーエムスクエア
 
審査員の小林さん、E=PCM2のみなさま、ローム事務局

▼作品紹介:紹介動画発表スライド
ドアの開け閉めによる空調ロスを数値化し、視覚化されることで意識を高めてエネルギーロスを防ぐ作品
<使用デバイス:Lazurite、Sensor Shield>

「教室の内外の温度差」×「ドアの開閉に要する時間」を冷気のロスと換算してくれるCool Guardian。
ロスポイントをクラス対抗とするゲーミフィケーションで、みんなで競争しながらエネルギーロスを少なくします。
Sensor Shieldの温度センサで取得したデータと、ホールセンサで取得したドア開閉検知データを、Lazurite Sub-GHz経由で取得。
収集したデータを記録していきます。
ようやく冷房が導入された学校で、一部の同級生の不適切な行動により涼しくならずエネルギーロスをしている事を課題に思って作った作品とのことです。     

《審査会の講評》
「自分達の身近な課題を自分事として解決を目指している点が素晴らしい」と、ほとんどの審査員が口にされていました。また、学生が参加しやすいゲーミフィケーションを用いようとしている点など、実効性についても評価が高かったです。



【優秀賞】絵の具カラーピッカー「絵のピック」(チーム:Research-King)

審査員の池澤さん、Research-Kingのみなさま、ローム事務局

▼作品紹介:紹介動画
絵の具を自動で混ぜ、好きな色を作ってくれる装置
<使用デバイス:Sensor Shield>

小さな子供が簡単に楽しみながら混色を学ぶ事ができる作品。Sensor Shieldのカラーセンサで色を識別し、自動で絵の具の色を混ぜてくれます。
カラーセンサを先端につけたデバイス「カラーピッカー」で、好きな色のRGBを取得。色の補正をしてCMYKに変換(独自に彩度補正)、絵の具の抽出量を計算します。絵の具抽出メカが取得した色を再現し、絵の具を抽出してくれます。

《審査会の講評》
「コンパクトに完成されているのが素晴らしい」と、審査会ではその完成度の高さが話題になりました。
一方、機械が混ぜずに、レシピがでてきて自分で色を混ぜるなど、教育要素があっても良かったとの意見もありました。

 



まずは速報として受賞作品のレポートでした。
後日、改めてイベントレポートを公開しますが、当日のツイッターのつぶやきのまとめをみていただくと、イベント全体の様子を感じとれます。
 ・ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2018最終審査会(つぶやきまとめ)

受賞作品は10/16(火)〜10/19(金)幕張メッセにて開催されるCEATEC JAPAN 2018 ロームブースで展示されます。
また、審査員をつとめていただいた池澤さんの作品も展示いたします。

CEATEC JAPAN 2018まで残すところ約1ヶ月。
皆さまのご来場をお待ちしています!