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アイデア多彩な「ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2018」最終審査イベントレポート

2018.09.19

3回目の開催となった「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」。今年はプロトタイプ作品を募集するコンテストへと大きく舵をきり、多くのプロトタイプ作品が応募されました。
優秀作品を決定する最終審査会はプレゼンテーション審査。一次審査を経て審査に残った16組に参加いただき、9月8日(土)に秋葉原にておこないました。

今年の最終審査会の特徴は、プレゼンテーション後にみんなで作品を体験し合う「Touch&Try」の時間をもうけ、例年以上に作品に触れる機会を増やしたこと。
参加者は、福岡、神戸、奈良、愛知、新潟、石川など全国から集まっていただいたと同時に、高校生、大学生、社会人と幅広い層に参加いただき、作品もバラエティ豊かなものでした。

今回は、最終審査会をレポートいたします。受賞作品の詳細は、速報レポートを参照ください。

 

緊張感あふれるプレゼンテーション審査

4分間のプレゼンテーションの後、審査員からの質疑応答という構成。また、全作品発表後の「Touch&Try」も、審査員へのアピールタイムとなりました。
審査基準は、①独創性、②発展性、③完成度の3点です。

審査は、ローム社員と、以下4名の外部審査員でおこないました。
・エンジニア・タレントの池澤あやかさん
・株式会社ABBALab 代表取締役、さくらインターネット株式会社フェローの小笠原治さん
・情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授の小林茂さん
・Moff株式会社 代表 高萩昭範さん

発表順に、全作品を紹介したいと思います。

1.おばあちゃんどこいくの?(チーム:若狭企画)紹介動画
扉につけたEnOceanと、「ジェシカ」(おばあちゃんの大切な友だちのくまちゃん)と名付けた音声システムによる、声がけ高齢者見守りサービス。
<使用デバイス:EnOcean>

2.Manwh0le|マンホール(チーム:防災R)紹介動画
災害時のデータの検知・可視化を維持費0で実現するEnoceanを用いたIoTデバイス。浸水デバイス、環境、カウントの3つの機能を提供しています。
<使用デバイス:EnOcean>

3.i扉 あいとびら(チーム:Demiurge|デミウルゴス)
部屋の雰囲気や人間関係の問題を改善、解決するスマートな扉。誰かが怒って強めに扉を閉めたら、扉が音声でフォローをしてくれるなど、扉を開けて部屋を出入りする行為の周辺にあるコミュニケーションを円滑にしてくれます。扉の外と内側はLazuriteを使って通信。
<使用デバイス:Lazurite Sub-GHz>

☆優秀賞☆ 4.重度肢体不自由者のための高感度磁気スイッチ(チーム:Assistech Design Lab)紹介動画 
ALS等の重度肢体不自由者のための高感度スイッチを試作し、マウス操作をしてみた作品(詳細は速報レポートへ)
<使用デバイス:Sensor Shield>

5.光の仕組み体感ボール 子ども向け(チーム:Make部 & Rising-V)紹介動画 | 発表スライド
異なる色で光るボールが2つあり、光る色はボールを振ることで変化させることができます。例えば赤色と青色に光る2つのボールを接触させると、その2色の混合色(マゼンダ)に変化するなど。ボール同士をLazuriteで通信させています。
<使用デバイス:Lazurite 920J>

6.SmartDesk(チーム:EL-glasses)紹介動画
会議室の机の並べ方をスマホで指定すると、全自動で机が配置される作品。机にはLazuriteが搭載されており、スマホから配信された配置データを受信し、モーターを制御して机を配置します。
<使用デバイス:Lazurite Sub-GHz、Lazurite 920J>

☆優秀賞☆ 7.CrappySound (チーム:Crappy Sound)紹介動画 
Lazurite と玩具のCrappy(クラッピー)を用いた演奏支援&自動演奏する作品。詳細は速報レポートへ)
<使用デバイス:Lazurite Sub-GHz>

8.NetChu Quest 熱中クエスト(チーム:Ktrips)紹介動画
ロームデバイスをふんだんに盛り込んだ、熱中症予防ゲーム。運動量計測をする「はやてのリング」、温度センサを搭載した「熱中かぶと」、モニターとしての「熱中のかがみ」、これら3種類のデバイスを相互に連携。熱中ポイントを独自のロジックで算出し、熱中症にならないように注意を喚起するゲーム見立てのシステムです。
<使用デバイス:Lazurite Sub-GHz、Lazurite Pi Gateway、Sensor Shield、Sensor Medal>

9.SmartStick(チーム:Team HSL)紹介動画
高齢者の歩行状況と生理指標の解析により健康な歩行を促すスマート杖。SensorShieldの各種センサを杖の取っ手部分に内蔵し脈派、加速度、温度を測定。記録・可視化を行い、健康な歩行を促します。
<使用デバイス:Sensor Shield>

 ☆優秀賞☆ 10.Cool Guardian(チーム:E=PCM2|イーイコールピーシーエムスクエア)紹介動画発表スライド
ドアの開け閉めによる空調ロスを数値化し、視覚化されることで意識を高めてエネルギーロスを防ぐ作品詳細は速報レポートへ)
<使用デバイス:Lazurite、Sensor Shield>

11.高齢者施設向け扉監視システム(チーム:qottabyキューオッタバイ紹介動画
高齢者施設の職員の負担権限のため扉開時に高齢者が出たか分かるシステム。EnOceanを扉に設置し、高齢者の方が外出してしまったかを判別・警告します。
またiBeaconを持ってもらう事でどの程度扉に近づいたのかを事前に把握ができ、高齢者以外の扉の開閉と判別がつくようになります。
<使用デバイス:EnOcean>

12.多人数対応無線触覚コントローラ(チーム:カゲツエンヂニアリング)紹介動画
自作の触覚デバイス(格安)をLazurite経由で無線化したシステム。多人数でも同時に独立した触覚体験を楽しめます。
<使用デバイス:Lazurite Sub-GHz >

☆優秀賞☆ 13.絵の具カラーピッカー「絵のピック」(チーム:Research-King)紹介動画
絵の具を自動で混ぜ、好きな色を作ってくれる装置詳細は速報レポートへ)
<使用デバイス:Sensor Shield>

☆最優秀賞☆ 14.winOpen(チーム:めごまこ)紹介動画発表スライド
屋内外の気圧差、波形相関を利用し、窓開けを検出する防犯装置詳細は速報レポートへ)
<使用デバイス:Sensor Medal>
 

15.しょくぶつフレンズ(チーム:伊右衛門)紹介動画
鉢に自撮り棒を取り付け毎日写真を撮影。植物の気持ちと自撮り写真がLINEの届くシステム。Sensor Shieldの温度、気圧、照度センサを使ってデータを取得し、データの内容をキャラクターのセリフに変換し、植物からLINEでメッセージが届きます。
<使用デバイス:Sensor Shield>

☆最優秀賞☆ 16.筋斗雲型モビリティ「きんとん」(チーム:Skilled Workers)紹介動画 
如意棒や、頭部に身につける緊箍児 きんこじデバイスなどで無線操作できる、室内パーソナルモビリティ詳細は速報レポートへ)
<使用デバイス:Sensor Shield、Sensor Medal、Lazurite 920J>

 

質問と笑顔が飛び交うTouch&Try(作品体験会)!

発表が終わった後は、参加者・審査員関係なく、みんなの作品を実際に体験し合いました。発表を見るだけでなく、体験できるのは楽しいですね!参加者同士、ロームのデバイスの使い方に興味があるようで、とても話が弾んでいました。

最優秀賞の「きんとん」を体験中の審査員の池澤さん。

優秀賞の「絵のピック」が色を取得し、絵の具の色を作り上げる様子。見てるだけでも楽しいですね。

白熱の審査の結果、予定を上回る6作品が受賞

すべてのプログラムが終わったら懇親会。
素敵な料理を囲み、お互いの健闘を労いながら結果を待つ一方、別部屋では審査会がはじまり、審査員一同、選考に悩みました。

そしてついに審査結果の発表。どの作品もレベルが高かったため、優秀賞は急きょ1枠増やし、受賞作品は合計で6作品としました。6作品の詳細に関しては、速報レポートを参照ください。

<最優秀賞>
 
筋斗雲型モビリティ「きんとん」(チーム:Skilled Workers)
 ・winOpen(チーム:めごまこ)
<優秀賞>
 
重度肢体不自由者のための高感度磁気スイッチ(チーム:Assistech Design Lab)
 ・Crappy Sound (チーム:Crappy Sound)
 ・Cool Guardian(チーム:E=PCM2|イーイコールピーシーエムスクエア)
 ・絵の具カラーピッカー「絵のピック」(チーム:Research-King)

臨場感あふれるイベントの様子(Twitterのつぶやきまとめ)はコチラ
ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2018最終審査会(Twitterつぶやきまとめ)

受賞作品の詳細についてはコチラ
【速報】ROHM OPEN HACK CHALLENGE 2018 最優秀賞決定!

今回の受賞作品は、10/16(火)〜10/19(金)幕張メッセにて開催されるCEATEC JAPAN 2018 ロームブースで展示されます。審査員をつとめていただいた池澤さんの作品も展示いたします。

CEATEC JAPAN 2018まで残すところ約1ヶ月。
皆さまのご来場をお待ちしております。